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特例事業場について

現在の労働基準法では
1日8時間、1週間40時間が労働時間の限度時間とされています。

しかし常時雇用する労働者が10人未満の特例事業場
上記限度時間が1日8時間、1週間44時間となります。

1日8時間で土曜日が半日出勤の事業場などは
1週44時間までなら大丈夫ということになります。

ところで上記の特例事業場は業種が限られています。

1.商業
 卸売業、小売業、理美容業、倉庫業、駐車場業、不動産管理業、出版業(印刷部門を除く)、その他の商業
2.映画・演劇業
 映画の映写(映画の製作の事業を除く)、演劇、その他興業の事業
3.保健衛生業
 病院、診療所、保育園、老人ホームなどの社会福祉施設、浴場業(個室付き浴場業を除く)、その他の保健衛生業
4.接客娯楽業
 旅館業、飲食店、ゴルフ場、娯楽場、公園・遊園地、その他の接客娯楽業

厚生労働省のHPより
特例事業場の参考資料

法律では明記されている事なのですが、一般的にはあまり知られていないようです。
自社の労働時間の限度はどうなのか確認しておいて下さい。

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[ 2018/09/08 16:47 ] 労働基準法 | TB(0) | CM(0)

天災時の給与の取扱い

6/18の大阪府北部地震で被災された方には謹んでお見舞い申し上げます。

今回のような場合の給与の取扱いはどうすればよいかとの問合せを受けます。

まず労働基準法第26条には
「使用者の責に帰すべき休業について、休業期間中、当該労働者に
平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない」と定めがあります。

しかし今回のような災害による休業は天災事変が原因で
「使用者の責に帰すべき休業」にはあたらず休業手当を支払う義務はありません。

またノーワクノーペイの原則に基づいて労働のない時間は賃金は発生しません。
以上から震災により出勤できなかった時間分の給与は支払わなくてもよい事になります。

ただし出勤できなかった時間については有給休暇を使用させる他
特別有給、特別休暇扱いにすることで賃金控除しない取扱いに
することが望ましいと考えます。

その他震災に関連する情報は以下をご参照下さい。
こちら

[ 2018/06/21 15:28 ] 労働基準法 | TB(0) | CM(0)

ホワイトカラーエグゼンプションについて

昨年から話し合われているホワイトカラーエグゼンプションについて
いま議題に上がっている案を整理しておきます。

①対象業務
・金融商品の開発業務、金融商品のディーリング業務
・アナリストの業務(企業・市場等の高度な分析業務)
・コンサルタントの業務(事業・業務の企画運営に関する高度な考案又は助言の業務)
・研究開発業務等、高度の専門的知識等を要し、業務に従事した時間と成果との関連性が強くない業務を省令にて定める

②対象労働者
・使用者との間の書面による合意に基づき職務の範囲が明確に定められ、その職務の範囲内で労働する労働者であること
・対象労働者の年収は、1年間に支払われることが確実に見込まれる賃金の額が、1075万円以上であること

③健康管理時間、長時間労働防止措置(選択的措置)、面接指導の強化等
・健康確保の観点から、使用者は、健康管理時間を把握した上で、長時間労働防止措置や健康・福祉確保措置を講じることが求められる
・健康管理時間の把握方法については、46通達で定められる方法と同一
・長時間労働防止措置として、以下のいずれかの措置を労使委員会のおける5分の4以上の多数の決議で定め、講じる必要がある。 (1)勤務間インターバルの導入 (2)健康管理時間の上限設定 (3)4週間を通じ4日以上かつ1年間を通じ104日以上の休日の付与
・健康管理時間について、1週間当たり40 時間を超えた場合の、その超えた時間が1月当たり100時間を超えた労働者は一律に医師による面接指導の対象とする(罰則付き)
・面接指導の結果を踏まえた健康を保持するために必要な事後措置の実施を法律上義務付ける

これらの条件にあてはまる人は中小企業にはあまりいないと思います。
絵に描いた餅制度になりそうです

[ 2015/01/29 16:53 ] 労働基準法 | TB(0) | CM(0)

給与の端数計算

昨日こんな新聞記事が載っていました。

「王将、未払いの「端数」賃金2億5千万余支給へ」
2014年7月14日 21:38 (読売新聞)
中華料理店「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスは14日、従業員923人に近く、未払い賃金計2億5500万円を支払うと発表した。
本来は1分単位で管理すべき勤務時間を、15分か30分単位で記録していたため、5分や10分といった「端数」の労働が賃金の支給対象外になっていた。
昨年12月に京都下労働基準監督署(京都市)から指導を受け、全従業員1万4000人を対象に社内調査をした結果、未払いが判明した。王将によると、昨年7月から今年2月にかけ、正社員やパート、アルバイトなどの一部賃金が未払いだった。
今回判明した未払い期間より前については、王将は「さかのぼって調査する予定はない」とした。
同様の賃金未払いは、2005年に日本マクドナルドホールディングスでも判明した。30分未満の勤務時間を切り捨てていたとして、同社は過去2年間の未払い分を支給した。


給与の端数を15分や30分でまるめて計算するのはよくある話
でも従業員が900人超となると、未払い額は2億5千万円にもなるのですね。
怖い話です



[ 2014/07/15 14:49 ] 労働基準法 | TB(0) | CM(0)

ホワイトカラー・エグゼンプション

現在、日本では報酬を支払う基準は
「働いた時間」なのですが、
「働いた成果」に応じて給与を払う
ホワイトカラー・エグゼンプション制度が導入されようと議論が行われています。

●産業競争力会議側案
(1)職務の範囲が明確で高い職業能力を持つ人材
(2)希望しない人には適用しない
(3)働き方の選択によって賃金が減らないようにする

●厚生労働省側案
(1)成果をはかりやすい高収入の専門職(年収1,000万円以上)
(2)世界レベルの高度専門職(研究者や金融のディーラーなど)
(3)商品企画や海外事業のリーダーら管理職手前の人材にも広げる


現在それぞれから提示されている案には大きな隔たりがあります。

早ければ2016年の春から実施される予定ですので
どのラインで落ち着くか今後要注目ですね。



日経新聞2014.5.29記事

[ 2014/05/29 11:11 ] 労働基準法 | TB(0) | CM(0)




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